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こんにゃく足のパンプス選び

· 理想の靴のための基礎知識,Eoluna journal

柔らかい身体というと健康でしなやかなイメージですが、足に限って言えば、柔らかさは様々なトラブルの原因になる困った状態。靴選びも難しい足です。

こんにゃく足とは

「こんにゃく足」の語源は、あの食べるこんにゃくです。足の甲、特に指の付け根あたりをつかんだときに、ぐにゃりと柔らかく曲がる感触が、まるでこんにゃくだ、ということで名付けられたようです。

この柔らかさの原因は、足の筋肉や関節・腱の弱さ。立つなどして足に力がかかると、薄い筋肉でできた足裏の横アーチは支えきれずにぐにゃりと潰れてしまうのです。一見、横アーチが崩れてペタンと広がった「開帳足」と同じように見えますが、こんにゃく足は靴の中で足がぐにゃりと曲がり、細くなってしまう、という特徴があります。

幅広だから3E、はNG

こんにゃく足の方は「幅広なので」と仰り、ワイズの大きい靴を選びがちです。しかし、こんにゃく足は靴の中でぐにゃりと曲がるため、座っているとき、立っているとき、歩いているとき、で足の大きさが変わってしまい、なかなか「足と靴がぴったりの状態」を保つことができません。

特にヒールを履くと、歩くたびにゆるゆると前滑りを起こし、指が靴先にあたってしまいます。その結果、ハンマートゥや外反母趾・内反小趾になる方も多いのです。さらに、筋肉や関節が薄いことで、歩いたときの衝撃を骨や軟部組織をダイレクトに伝えてしまうため、足全体の痛みを引き起こしやすくなります。

また、歩行時の安定性に欠けることから、転んだり足をくじいたりしてしまう頻度も高いので、思わぬケガや捻挫の恐れがあります。

こんにゃく足の靴の選び方

歩くたびに起こる前滑りを防ぐためには、ぴったりとした靴で足を絞り、動きを止めてあげる必要があります。絞り方は2種類あり、足の指の付け根あたりで幅を絞ってとめる、または、上下を絞ってとめる、のどちらか、あるいはその両方を使います。一般的には上下で絞ってとめる、つまり上から押さえつけるような形の靴を選ぶほうが効果が高いのですが、ハンマートゥの方には痛みが出やすいというデメリットがあり、慎重な調整が必要です。

また、素材選びもポイントです。最もおすすめなのは、サイズの増幅に柔軟に対応しつつ、復元性が高い本革です。ヌバックであれば、さらに当たりが柔らかく安心です。一方、硬くて伸びないエナメル・合成皮革、柔らかく伸びきってしまうビニールは避けましょう。

座っているとき、立っているとき、歩いているときで、サイズが変わってしまうこんにゃく足。靴選びはとても難しいので、シューフィッターなどの専門家の力をお借りすることをおすすめします。調整サービスを使えば、お手持ちの靴を絞って履きやすくすることもできます。

それでも不安な方は、フルオーダーも選択肢に。Eolunaでは、3D計測器を使って足の形を精密に計測してデータ化したあと、専門スタッフが最適な絞り具合を考えながら木型に興し、その木型に合わせて製靴していきます。痛くない、でも滑らない、本物の感触を体感いただければと思います。

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